当院では看護大学の実習生を受け入れていますが、それとは別の実習も受けています。それは「トライアルジョブ」です。
「トライアルジョブ」は、私の知人が運営しているNPO法人・青少年自立支援施設「淡路プラッツ」の事業の一つです。
引きこもりの若者の社会参加(自立・就労)支援を目的として、アルバイトなどもほとんど経験したことのない若者たちが「就労体験」をすることで、実際の就労につなげてゆくという趣旨で行われています。
当院では、10年前よりトライアルジョブを希望する青少年(女子のみ)を受け入れており、事務作業・清掃などをしてもらっています。私も一緒に作業をすることも多いのですが、それがとても楽しいんです。
なぜ、そんなに楽しいのか?もちろん彼女たちが可愛いからっていうのもあるんですが、私は病院勤めの5年間以外35年間ずっと一人で仕事をしてきたので、誰かと一緒に作業するという事が新鮮なんやなって思います。
大掃除などの時も私が疲れてしまって「もうこのくらいで終わろう」とくじけそうになっても「あともうちょっとやから」と励ましてくれたり。そういうのが本当に新鮮で。
何気ない会話をかわしながら、時には「オヤジギャグ」を飛ばしながら(←笑ってくれるんです〜 ^^; )楽しんでやっています。
淡路プラッツの事業が広がって、実習生を受けいれる事業所が増えていけば良いなと思います。
※淡路プラッツは平成22年度若者自立支援功労団体厚生労働大臣表彰を受賞しました 。