まだ7月なのに38度前後の気温が続いています。まだまだ暑い日が続きそうでげんなりしますね。8月はどんな事になるんでしょうか?
さて、暑い季節になってから、授乳の時に赤ちゃんが怒る・泣き出すなどで「母乳の出が悪いのでは?」と心配されて来院される方が多いです。
その原因の多くはお母さんの水分不足です。水分の摂取量が少ないと母乳量も少なくなります。
出産前にお仕事をしておられた方は、仕事中に水分補給がままならない職場環境だった方も多いです。長年そのような生活をされていると、水分を取らなくても大丈夫な「省エネモード」のようになっていらっしゃるのではないかと思います。「喉が渇いている」という事に気づきにくくなるのです。
そんなママたちも心がけて水分を取るようにすると、「喉が渇いているのが分かるようになった。」「飲みたいと思うようになった。」とおっしゃいます。
水分は授乳後に取るという方が多いですが、授乳前に飲んでおくと、射乳反射(母乳が湧いてくる)が起きやすくなります。授乳中も左右のおっぱいを交代する時に飲むようにすると、射乳が再度起きやすくなります。赤ちゃんも一度にたっぷりの量の母乳を飲めるようになると言うわけです。また、当院に来られている方はよくストローを使ってらっしゃいます。ストローだと赤ちゃんの顔を見ながら飲めますね。赤ちゃんも一度にたっぷりの量の母乳を飲めるようになると言うわけです。
また、暑い夏は、熱中症を予防するためにも水分補給を心がけましょう。
投稿者: pinkkaba
大阪市住之江区の助産院の院長です。母乳育児相談が主な業務です。
当院では、授乳がうまくいかない、母乳が足りない、乳房や乳頭が痛いなどでつらい思いをしているお母さん方に桶谷式乳房手技・授乳指導を行っています。桶谷式乳房治療手技とは、故桶谷そとみ氏によって考案された「乳房マッサージ」です。当院では、開設以来35年間、一人でも多くのお母さん方に楽しい母乳育児が出来るようになっていただきたいという思いで、日々お手伝いさせていただいております。