ママの悩みQ&A

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母乳育児以外の悩みについて

私が抱っこすると泣くんです

このようなことは、2〜3ヶ月くらいまでの赤ちゃんによくみられます。赤ちゃんはお母さんが誰かということはちゃんとわかっています。わかっているからお母さんが抱くと泣くことがあるのです。

どういうことかと言うと、小さい赤ちゃんはお母さん以外の人に抱っこされたり、かまわれたりすると、「この人は誰かな?何かされるのかな?ちょっと怖いから今は黙っていた方が良さそうだぞ。」というふうに思って、緊張して身を硬くします。この様子が大人の私たちからは、おとなしくしているように見えるのです。

(私たちでも自分より身体の大きな人に、いきなり大きな声で話しかけられたり抱きつかれたりしたら、ビックリしますし怖いですよね。身動き出来ずに固まってしまって声も出せない事もあるでしょう。)

 

実家や自宅などでお母さんが赤ちゃんを抱っこしても泣きやまない時に、夫や実母らが抱っこすると、とたんに泣きやむ事が多いです。
お母さんはその様子を見てショックを受けます。

そしてこう思います。
「私の抱っこが嫌なのかな?実母や義母は育児経験があるし抱っこの仕方が上手だから?でも夫は抱っこは上手じゃないのに、何で?」
「私のことお母さんって思っていないの?赤ちゃんを泣きやませられない私ってお母さん失格?」と思って深く落ち込みます。

でも、赤ちゃんはお母さんは誰かという事はちゃんと分かっています。だって、長い間お腹の中で、お母さんの匂い・お母さんの息遣い・お母さんの足音をお腹の中で感じ取っていたのですから。

赤ちゃんはお母さんの事が大好きです。一番安心出来る人なのです。

赤ちゃんは、お母さんに抱っこしてもらっていると安心して自分の気持ちを表現出来ます。お母さんに対しては泣きたいときは思いきり泣けるのです。甘えてわがままが言えるのでしょうね。だから、落ち込まなくてもいいのです。

そして、この「お母さんが抱っこすると泣く」という事は、いつまでも続きません。
そのうち、「お母さんが抱っこすると泣きやむ」ようになります。
大人たちはそれを「人見知りが始まった」と言いますが、「人見知り」はもっと早い時期、生まれたての頃にすでにしているんですよ。

このことで悩んでいるお母さん方は多いです。私の相談室ではよく聞きます。 でもこのような悩みがあるという事はあまり知られていないようです。
それはなぜなのか?
こんなことで悩んでいるのは自分だけかなあと思ってしまったり、誰かにうちあけても「そんな事初めて聞いたわ」などと言われたら余計に落ちこんでしまうので、相談出来ないからかなと思います。

私の相談室にやって来る小さい赤ちゃんたちは最初のうちは私のことを警戒しているのかあまり泣きません。でも、何回か来るうちに家と同じようによく泣くようになってくることが多いです。安心してくれているのかな?と思ってちょっと嬉しくなるんですよ。
だから、赤ちゃんに泣かれても気にせずに自信を持って抱っこしてくださいね。

泣かれるのがちょっとでもマシになる方法ってありますか?

 

お腹が空いている、オムツが濡れている、ウンチが出そうで出ない、お熱がある、暑いとか寒いとか などなど思いつく事柄について対応してみても効果がない場合は、「説明がなくて怒って泣いている」のかもしれません。

私たち大人は、赤ちゃんに「〇〇へお出かけするよ」などとあまり事前に説明しないですから、赤ちゃんは急にどこかに連れて行かれてびっくりします。出かけている間は緊張しているのでじっとしていますが、夜になるとその事を思い出して泣く赤ちゃんは多いです。びっくりした事をママにわかって欲しくて泣いているようです。

では、どうしたら良いのかと言うと、来客があるとか検診に行くとかお宮参りに行くとか、実家に預けるとか、日常とは違うことがあって赤ちゃんが緊張するだろうなと思われる時は、そのことを前もって赤ちゃんに伝えたらいいのです。

例えば、「今日は1ヵ月検診に行くのですよ。検診は元気に育っているかどうかを診てもらうのよ。裸にされてあっちこっち触られるけれど大丈夫よ。」とか「今日はお宮参りに行くのですよ。あなたが元気に大きくなるようにお願いするのよ。怖いところじゃないから大丈夫よ。」「ママは用事があって出かけるからおばあちゃんと待っててね。」「お客さんが来るのよ。ちょっと声が大きい人だからビックリするかもしれないけど良い人なのよ。」というふうにお話をしてあげれば良いのです。

今日はどんな日なのかが分かっていれば赤ちゃんも安心です。
そして、帰ってきたら、赤ちゃんに「今日はちょっと疲れたね。」と一言ねぎらいの言葉をかけたらなお良いです。赤ちゃんは「お母さんはちゃんとボク(ワタシ)の気持ちを分かってくれているのだな。」と思うでしょう。

ところが何も言わずにいると、いきなりいろいろな出来事に遭遇して赤ちゃんはびっくりします。そして夜になるとそのことを思いだして泣くのです。

私たち大人でも誰かに何の説明もなしに急に知らない所へ連れてゆかれたらびっくりしますし、行く前になぜ説明してくれないのかと思いますよね。
また、いきなり知らない人が家に来て「まあ、可愛いね」とか言って抱き上げられたりしたらびっくりを通り越して怖いです。

そして、そんな事があったにもかかわらず、何事もなかったかのようにひと言も説明がなかったら、「自分はこんな思いをしているのに!」と腹も立ちます。

赤ちゃんにも「説明」は大切なんですよ。赤ちゃんは言葉なんてわからないと思っている方は多いですが、そんなことはないです。ちゃんとわかっています。
わかっているということを表現出来ないだけです。
だから、面倒でもわかりやすく具体的にお話してあげましょう。

当院に来られているお母さん方も「今日はどこへ行くとか、何があるとかを言わないで出かけたりすると夜になると怒って泣きます。ちゃんと話をしないといけないんだなと思います。」とおっしゃいます。

このように、お話をするように心がけると「説明がなくて怒って泣く。」ということが減ります。

 

後追いがひどくて困っています

あと追いがひどくて困っておられる方は多いです。落ち着いて用事も出来ないし預けられないので外出もままなりません。

「あと追い」は成長のひとつとも言われます。お母さんのことをちゃんと認識しているのでお母さんがいなくなったら不安だから後追いするのだと。 確かにそれはそうかもしれませんが、お母さんにとって「あと追い」はつらいものですね。そこで、「あと追い」を少しでも少なくするにはどうすれば良いのか考えてみましょう。

赤ちゃんにとってお母さんはかけがえのない存在です。お母さんがいなくなると困ります。野生動物の赤ちゃんはお母さんとはぐれてしまうと多くの場合生きていけません。赤ちゃんにとってお母さんはとても大切な人です。

だから気がつくとお母さんがいないという体験を何回もした赤ちゃんは、動けるようになるとお母さんを見失わないように後をついて行くのだと思います。

 

 

例えば何も言わずに赤ちゃんのそばから離れる、トイレに行くとか洗濯物を干しに行くとか、預けて出かけるとかすると、お母さんがいないことに気づいた赤ちゃんはとても不安になります。このようなことが度重なると「お母さんのあとにくっついていれば安心」と思ってしまうのでしょう。

では、どうすれば良いのか?もうお分かりですね。赤ちゃんのそばから離れる時はひと言伝えてから離れると良いです。「ちょっと洗濯もの干してくるからね。」とか「トイレに行ってくるね。」とか「用事があるから出かけるね。パパとお留守番しててね。」と伝えるのです。

そして赤ちゃんのそばに戻ったら「帰ってきましたよ。」と声をかけるのです。 「行って来ます」と「帰って来ました」をちゃんと言うことが大切です。

赤ちゃんは言葉なんて分からないと思っている人が多いですが、そんなことはないです。ちゃんと分かるのです。

当院ではよくこのような話をしていますので、新生児の頃から実践しているお母さん方は「あまり後追いをしないので助かっています。」とおっしゃる方もいらっしゃいます。 毎日の積み重ねは大事ですね。

もともとよくおしゃべりをするタイプのお母さんは無意識に赤ちゃんに話をしているようですが、無口なタイプの方はちょっと意識するようにしたら良いですね。